路上記4 「困難な時だからこそ、どう前向きに生きるか」が問われている

 2極化が進む現在の日本では、生き苦しいと感じている人が多いのではないでしょうか。福島では震災後に7年が経過したというのに、PSTD(心的外傷後ストレス)などが原因で自殺を考える人がいるといいます。
 貧困層が拡大する社会の影響は若年層にも及び、出版業界では「君たちはどう生きるか」がベストセラーとなりました。先の見えにくい不安定な社会を生きていくには、何か指針となるべきものが必要な時代だといえるかも知れません。
 1944年にアウシュビッツ収容所に送られたオーストリアの精神科医であるヴィクトール・フランクルは、過酷な収容所での生活を生き抜き奇跡的に生還し、その体験を綴った「夜と霧」や「それでも人生にイエスと言う」など多くの著作を発表しました。同著は最近ではボクシングの世界ミドル級チャンピオンとなった村田諒太選手が愛読している本としても有名になり、手にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 フランクルは「どんなに過酷な運命も受け入れ生きていくことが重要であり、辛いそんな人生を生き抜くことを期待されている」と主張し続けました。フランクルの言うように生き苦しい社会だからこそ、精一杯生きて行くということに価値があるのではないでしょうか。確かに今も「困難な時だからこそ、どう前向きに生きるか」が問われているのです。

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