たにしの独り言4 おばあちゃんに貰った亀

 Aさんは石亀の亀吉を飼っています。5年前に亡くなったおばあちゃんから貰ったものです。当時は全長が5センチ程でしたが、今では20センチを超えるまでに成長しました。
 亀吉は11月ごろから3月ごろまで冬眠に入り何も食べません。毛布の下でひたすら眠り続けるだけなのです。冬眠していない時も例えば1週間、餌を与えなくても平気だそうです。それでも気がついたら大きくなっていました。
 Aさんが亀で思い出すのは映画「ロッキー」です。ロッキーはチャンピオンになる前の無名時代に、自分の住む小さなアパートの片隅で水槽の中で亀を飼っていました。一人暮らしだったロッキーはいつもその亀に話しかけていました。やがて、ロッキーはボクシングのヘビー級世界チャンピオンになります。
 亀は世界中のいろんな神話に出てきます。日本では浦島太郎が有名です。ある日、子供にいじめられていた亀を助けた浦島太郎は、亀に龍宮城に連れていかれます。歓迎を受けた太郎は有頂天になり、開けてはいけないと言われた箱を開けてしまい老人になってしまいますが、最後には鶴になります。善行を行えば報われるというのがこの物語の趣旨のようです。
 「鶴は千年、亀は万年」という長寿の諺もあります。長生きしたAさんのおばあちゃんは、ある朝、静かに自分の寝床で息を引き取っていたそうですが、その顔は本当に安らかだったそうです。

亀

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