路上記8 走り続けてきたこと、走り続けること

 4月中旬、東京周辺では暴風が吹き荒れました。目の前の郵便屋さんや自転車を持って歩いていた青年が次々に倒れ、自分ももう少しで吹き飛ばされそうになりました。その1週間前も大雨や強風の日が続きました。
 現在はマラソンもトレイルランニングも走っていないので、過去のことを話すのは躊躇しましたが、激しい雨と強風でトレイルのレースに出ていた頃に山中で大雨に遭遇したことを思い出したのです。ある意味で現在の生活を送れるのは、20年近く続けてきたマラソンやトレイルで鍛えてきた身体があればこそという自覚があります。
 日々の身体を動かし続ける仕事は、マラソンのトレーニングの成果だと思っています。だから、今もマラソンは好きでレースには出ませんが、テレビで見ています。最近は少し落ち着いた感のあるマラソンブームですが、本来、日本人は走ることが好きな民族だということは否定できません。
 一時期には皇居の周辺がマラソンの練習をする人たちで一杯になったこともあります。人気のレースに出るには半年前にエントリーしなくてはならず、それもほんの数時間で定員に達してしまいます。
 超距離レースには一般道路を走るマラソンの他に山中を走るトレイルランなどがあります。4月末に開催される「ウルトラトレイルマウントフジ」は46時間以内に富士山周辺176キロを走破します。そして今年は日本一過酷なレースといわれる「トランスジャパン・アルプス・レース」も8月に開催されます。このレースは8日以内に415キロを走破するもので、日本海からスタートし北アルプス、中央アルプス、南アルプスを抜け太平洋のゴール目指します。
 もちろん、これらのレースに参加し入賞する選手たちは常人ではありませんが、「NHKスペシャル 激走!日本アルプス大横断トランスジャパン・アルプス・レース」や「限界に挑め!天空の超人たち 激走!日本アルプス・2016-トランスジャパンアルプスレース」を通してみる極限に挑む人の姿は、人生のゴール目指して走り続ける自分自身の中で、大切な存在になっていることは言うまでもありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA