たにしの独り言20 「こんな経験は初めて、8月13日のゲリラ豪雨」

 8月13日の午後2時過ぎから発生した大きな雷の音は、水槽の中のたにしにも聞こえました。午後3時半過ぎにはOさんが来て、たにしに興奮気味でこう話し続けました。
 
 午後2時15分過ぎ、東京都内の空は急変しました。突然に暗くなり、雷があちこちで鳴り始めたのです。ほんの数分前まではいつもよりは暑いですが、曇りのお盆の一日でした。
 しかし、駅に着いた頃には雨が降り始め、ホームの電車が発車してから、あちこちで雷が鳴り始めました。あまりにも凄いので電車がどこかで停車するのかと思った程です。でも、電車は停車することなく目的の駅に到着しました。
 
 いつもなら駅付近の駐輪場に停車してある自転車で次の仕事場に向かうのですが、この雨と雷では自転車は無理と判断しました。自転車はおろか、駅には行き先に迷う多くの人々で埋まっていました。降り続く雨と止まらない雷で外に出られないのです。バスもタクシーも駅付近には停車していませんでした。というか確認もできないほど、雨と雷が凄くて外に出られませんでした。
 
 このままでは仕事に間に合わなくなるので、仕方なく、しかし気合いを入れて大雨と激しい雷の中を歩き始めました。目の前では雷が光り、激しい音を繰り返します。本当にいつ落ちてくるか分かりませんでした。目の前に激しい光が次々と乱反射するのです。戦争で爆撃の中を歩き続けているような感覚にとらわれました。雷が落ちたら死ぬのですから。それでもマンションや建物の軒下をくぐりながら、何とか約40分間を歩き続け、無事に目的地に到着したのです。
 本当にこんな経験は初めて、と何度もOさんはたにしの私に言い続けました。

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