路上記30「パソコン、スマホをクリックしただけなのに・・・。今一度、危険な落とし穴から身を守る方法」

 9月29日、フェイスブックは昨年の夏からのサイバー攻撃により5000万人の個人情報が流出したと発表。7日にはソニーや、トヨタ自動車、東芝など製造大手各社の従業員のメールアドレスとパスワードの組み合わせリストなど16憶件が流出したことを「日経ビジネスオンライン」がスクープしました。これらの記事を見ても分かりますが、パソコンやスマホの急成長で便利で豊かになった私たちの生活ですが、そこには両刃の刃といえる落とし穴があります。
 
 天野自身もパソコンやスマホなしには生活できない一人です。だからこそ上記の記事は見過ごせないのです。そういえば、今年の初めにこんな経験をしました。実は現在のブログをFC2で開設する前に、他の有名ブログ会社で登録を試みたことがありました。まだ、ブログについてはあまり知らない状況だったので、どんな人たちがアップしているのか、その会社に登録されているブログをランダムにクリックして閲覧していました。
 そこで、あるブログをクリックした時のことです。いきなり自分のパソコンのパスワードが画面に浮かび上がり、●●●●●●●●さんが閲覧していますとコメント表示されたのです。
 
 驚きました。なぜ、そのような状況になったのか分かりません。誰かが自分のパソコンに侵入した可能性があると思い、すぐに重要なデータが盗まれていないか確認し、パスワードを変更しました。有名ブログ会社だったので、まさかそんな事態が発生するとは思ってもいませんでした。しかし、誰かのブログのバナーにパスワードを読み取る仕掛けがしてあったのです。
 
 会社に連絡をとったところ、そのような悪質なウィルスが入った形跡は見られないとの返事でした。まだ、おかしい状態が続くようなら警察に通報してくださいとのメールも返信されました。何か気持ちが悪くなり結局、そのブログ会社には登録しませんでした。実はそれまで天野自身のパソコンに登録していたパスワードはシンプルなもので、しかも長い間、変更していませんでした。悪いのは自分だったのです。やはり、パスワードは複雑にし、定期的に変更しなければいけないのです。以降、複雑なパスワードに変更してからはトラブルはありません。 
 
 また、知り合いにはスマホのショートメールをまるごと乗っ取られた人もいます。ある日、突然にショートメールが使えなくなったのです。どうしようか迷っていたところ、約8時間後に「お返しします」との妙な返信メールとともに、ショートメールが使えるようになったといいます。その人もすぐにスマホのパスワードを変更しました。新しい機種に交換したばかりだったことから、まだ、ショートメールはそれ程には使用していなかったことが救いだったのです。
 
 本当に現在はスマホで何でもできる時代になりました。しかし、多くの危険も潜んでいます。「スマホを落としただけなのに」(志駕晃著、宝島社)は、スマホを落とした人間が悲惨な状況に追い込まれていく過程を描いた小説です。漫画化され、映画も11月に公開されます。ある日、スマホを拾った男は、落とした人物の彼女からの連絡をヒントに、拾ったスマホのパスコードを解析し中身をバックアップします。そこには、スマホを落とした男と彼女の決して公にはできないプライベートな情報が浮かびあがったのです・・・・。
 
 登録されるパスコードには傾向があり、意外に簡単に割り出されてしまうのです。自分でも見覚えはないですか。生年月日や住所など、どうしても覚えやすいようなものをヒントに作成してしまう傾向があるというのです。しかし、それがいけないのです。スマホには多くの個人情報が記録されています。例えば借金などをしていれば、犯人はそんな弱みに付け込んできたりするといいます。便利さから依存度も高くなるパソコンやスマホですが、便利さの影には危険な落とし穴も含まれているのです。
 
 「サイバー犯罪入門 国もマネーも乗っ取られる衝撃の現実」(足立照嘉著、幻冬舎新書)にはサイバー犯罪の実態、犯罪テクニックなどが書かれ、セキュリティの重要性を訴えています。「コンピュータウイルスや有害で悪質なソフトウエアやコードの総称であるマルウエアは、2016年時点で1日に30万種類ずつ以上、増え続けており、パソコンやサーバに感染し猛威を振るっている」という現状は忘れてはいけません。

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