たにしの独り言38「メリークリスマス、苦しい時の笑顔の意味」

 クリスマスが近くなり、世の中はクリスマスムードで賑わっています。この時期は年末年始の休暇も近く、何となく気持ちが安らぎますね。季節の中では一番に好きな時期です。最近は特に暑い夏と比較すると、本当にいい季節だなあと感じたりします。
 
 これは東京に住んでいるからですが、日本海側は雨や雪が多い時期になります。ですから日本海側に住む人には、冬が嫌だと感じてきる方も多いかも知れません。もちろん、日本海側の地域には太平洋側の地域にはない良い面も沢山あります。日本海側も太平洋側も住めば都で、どちらが良いと感じるかは、人それぞれだと思います。メリークリスマス。
 
 いい季節にはリラックスでき表情も笑顔になることが多いですね。でも、苦しい時にも笑顔を見せる人々がいます。アスリートの笑顔がいくつか記憶に残っています。例えば、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子選手 は、現役時代に本当に笑顔の多い選手でした。ゴール間際やゴールした瞬間はもちろんですが、レース中の苦しい状況の時にも笑顔を見せた人です。
 
 高橋選手の笑顔が、それまでの辛く苦しいことが多いマラソンのイメージを変えたといえるのではないでしょうか。高橋選手がメダルを獲得した頃から、マラソンブームが急激に広がったと感じています。それ程に彼女の笑顔がマラソンのイメージを変えてしまったのです。
 
 もう一人、記憶に強く残っているのが、40代半ばで奇跡の世界チャンピオンに復活したボクシングヘビー級のジョージ・フォアマンが見せた試合中の笑顔でした。彼はチャンピオンに復活する試合で、挑戦者に打たれ続け、もうダメじゃないかと何度も感じるラウンドがありましたが、打たれ続けながらも、あるラウンドで微笑みを見せたのです。そして、その笑顔がピンチをはねのける力になり、やがて逆転のノックアウトパンチにつながり、見事にチャンピオンになりました。
 
 なぜ、彼らは苦しい時期に笑顔を見せることができたのでしょうか。本人に聞いたわけではありませんので、憶測にしかすぎないのですが、辛く苦しい瞬間に、自分は負けるのではなく勝てるという確信が持てたのではないかと想像するのです。それはご本人にしか分かりませんが、苦しみながらも、ある瞬間にこれは勝つための道程にしか過ぎないと、勝利の閃きを得たのではないかと思うのです。
特にフォアマンは、クリスチャンであり、ボクサーに復活したのも教会運営のための資金作りでした。「苦しむことが、主の恵み」であり「主への奉仕につながる」ということは理解しているのです。試合後に、コーナーにひれ伏し、何度も感謝の祈りを捧げていた姿は、とても印象的でした。
 
 また、アスリートはフローという感覚になると、苦しいことも苦しみでなく、全てがうまくいっている、ただ流れの中にいるという感覚に入るといいます。辛い状況が続くなかでも耐えることで、いつのまにか自分は順調な流れの中にいるという感覚が生まれ、苦しみを忘れさせる。だから笑顔になるのかも知れません。

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