たにしの独り言39「才能豊かな人が選ぶ『お笑い』という分野」

 年末年始になると地上波のテレビ番組では、お笑い芸人の番組が目立ちます。それだけ人気があるということですね。そういえば、特番ではなくレギュラー番組の報道番組やワイドショーで、お笑い芸人と呼ばれる人や、元人気アイドルグループの人が司会を務める番組も定番化しています。
 
 例えば報道番組で制作者側は視聴率を上げるために、事件や事故、そして日々の出来事を伝える、笑えない内容では、ジャーナリストや報道畑の人だけが司会をつとめるよりも、若い人やファミリー層や主婦層に人気のある人を選び、一般視聴者が親しみを感じ見やすいように番組を作っています。でも、誰もが内容のむずかしい番組で司会をこなせるということでもありません。
 
 そのような意味ではテレビで人気を得る芸人や芸能人は、一般人にはなかなかできない、本業以外もこなせる、多彩な才能を持つ人が多いということでしょうね。
 映画監督から俳優、テレビの司会、作家までこなす人の一人にはビートたけしさんがいますから、お笑い芸人が多才だということは誰もが認めることだと思います。
 
 お笑い芸人が活躍しているのはテレビだけではありません。出版界は不況と言われて長いですが、その中で活躍が目立つのがお笑い芸人の作品です。最近では又吉直樹さんの「花火」、にしのあきひろ(西野亮廣)さんの「えんとつ町のプペル」、矢部太郎さんの「大家さんと僕」が不況を吹き飛ばす爆発的なヒットとなりました。(そういえば、30年前の話ですがB&Bの島田洋七さんが書いた『佐賀のがばいばあちゃん』もヒットし販売部数は400万部となっています)
 
 キングコングの西野さんは、「えんとつ町のプペル」では、絵本の制作方法は分業体制とし、制作のための資金集めではクラウドファンドを活用、売り方もインターネットで無料公開するなど、従来の出版手法とは違った方法を導入しています。売り場の本屋ではパブと併用して展開するなど、本屋の実態についてもよく研究されています。
 
 町の本屋さんについてはインターネットやゲーム他の産業などの台頭で減少していくばかりですが、大型書店はともかく、個人商店などは何か他の業種と平行展開しなければ利益を上げられない業態でもあるのです。既に喫茶店や雑貨店との併用店も展開されている店もあるようですが、このような業態で成功すれば、従来の本屋さんだけの店の業態とは違う形で、本屋さんが残っていける可能性もあります。
 
 さて、話は「お笑い芸人」に戻ります。もちろん、お笑い芸人で人気があるのも、全ての人ではなく氷山の一角に過ぎません。テレビではいつも、同じ芸人さんが数多くの番組に出演しているのがその証拠です。他の職業同様に競争の激しい世界ですから、デビューして1年で消えていく芸人さんも多いですね。つまり、才能豊かな人が「お笑い」という分野を選び、さまざまに活躍しているのです。
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