BOOK・52「男社会の壁を乗り越え世界一の手術数を誇る、女性脳外科医・加藤康子さんの強いメンタルの作り方」

  3月になりましたが、暖かくなったかと思うと寒くなったりする日が続いています。一日の最高気温が10度近く違う日もあります。こんな日は体調を崩しやすいですね。今年はインフルエンザの患者が過去最高数となったり、はしかが流行したりしています。

 はしかと言っても軽々しく考えてはいけません。幼い頃にかかったはしかが原因で、ある時期から意識不明に近いような状態で寝たきりになってしまうのです。本当に気を付けなければいけません。人は毎日を生活する中で、本当に多くのウイルスや病原菌と闘っていると過言ではありません。体内に侵入してくるさまざまなウイルスなどと闘う免疫力がいかに重要になってくるかが分かります。

 健康は何よりも食事と睡眠から始まります。睡眠時間が少なくなると疲労感も数倍に感じてしまいます。ですから天野はどんなに忙しい状況になっても6時間の睡眠時間だけは確保するように努めています。

 健康で元気な人が徹夜を続けたり、自分の体力を過信して2~3時間の短い睡眠で日々を過ごすようになると、急に血圧が変動しやすくなったりして動脈が硬化し脳卒中や脳梗塞などの突発性の病気や、また認知症などの脳障害を発病するに至る可能性があるからです。

 今回は天野と同じように、忙しい中でも1日に6時間の睡眠時間はとるようにしているという女性脳外科医教授の本を紹介します。「最強女性脳外科医 神メンタルの作り方」(主婦の友インフォス)は、藤田医科大学ばんたね病院院長補佐・脳神経外科教授の加藤康子さんが、仕事をする上での心構えやメンタル、生き方について書かれた著書です。もちろん偶然に睡眠時間が同じだったとはいえ、天野とは比較しようのない優れた人物です。

最強女性脳外科医 神メンタルの作り方
加藤 庸子
主婦の友社
2019-03-01

 

 加藤先生は男性が多い中では珍しい女性の脳神経外科医の教授で、仕事は脳、脊髄、抹消神経に発生するさまざまな病気を担当しています。脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、てんかん、パーキンソン病、認知症、そして脊髄や脊椎の疾患、抹消神経の疾患など、診察は広範囲に及びます。その中でも加藤先生の専門は脳の中の脳動脈瘤を小さなチタン製のクリップで閉じる「クリッピング手術」です。脳動脈瘤が破裂するのを未然に防ぎ、くも膜下出血が起きないようにするのです。

 これまでに手がけてきた開頭手術は3000件に及び、女性では世界一の数だといいますから、いかに加藤先生が優れた脳外科医であるかが分かります。困難が多い中でも加藤先生は「患者さんの笑顔を見るために、わたしにできる最大限のことをする。後のことを考えても仕方がないから、とにかくやってやろう、わたしにはそれを果たせる環境がある」と考えて手術室に入ります。

 そして「この患者さんをなんとしても救いたい、という尽きることのない気力がないと、医師はだめ」だと言います。我欲を捨てて、患者さんを治すことに徹する、引き下がらないタフな精神力が必要になる、そのためには相応の覚悟と努力も欠かせない。どんなに辛くても、必ず道は開けると自分を信じることが大事だと述べています。
神メンタル脳外科医7

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA